ハートエナジー
ネットをボーっと見ていると、ロボット犬のAIBOが生産終了しており修理窓口も閉鎖していたというニュースがあった。それを見て、そういやそんなの持ってたな・・・と思いだしたのである。
そこで「AIBO 偽物」と調べると数秒(クソ回線なので1秒以下で表示されない)で見つかった。セガトイズから販売されている、その名もプーチだ。逆から読んでチープとは、侮れないセンス力がある。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1406/13/news145.html
「AIBO 偽物」と検索してすぐに表示される程度には認識されているであろうパチモノなのだが、俺はコイツを持っているわけだ。2個持っている。もっと言うと、シリーズの猫タイプも持っている。
何故それほど持っていたのかは分からないが、当時の純朴な俺は動物が大好きだったのだ。内心では好きで、それを表に出さないタイプの動物好きだった。自分がAIBOのパチモノを3個も所持しているという事実が家族に認識されるのも嫌なので、それらをばーちゃんの家に置いておく、というプレイをカマすほどである。そのキモい性格が影響したのかは定かで無いが、AIBOのパチモノを3個も持っているだけで十分にキモいので、当時の心境などで今さらキモさが中和される話でもない。
AIBOのパチモノを買う以前、ばーちゃんの家にタケという飼い猫がいた。俺の記憶だと叔父の奥さん(今はもう離婚した。後に別の女性と再婚するがまた離婚する。)が連れてきた猫だったと思う。例に漏れず、俺はタケが好きだった。
ある日、ばーちゃんの家に行くとタケがいないのである。どこへ行ったか尋ねると、ばーちゃんに「どっかいった」と一蹴され、それから俺は二度とタケを見かけることが無かった。
今考えると、AIBOのパチモノを3個も買ったのは心の埋め合わせだったのかもしれない。
2015年3月30日