妥協できない
「アンタ、変わったね」
そう言われたのなら、それは無視するか或いは好意的な意味で捉えるべきである。
「インディーズのほうが良かった。メジャーからはクソだ。」
別れを告げる言葉に向ける耳は持つべきなのか。あの頃のお前に戻ってくれ、という意味だったとして、それに応える必要があるのか。お前が好きだった俺とは俺にとって価値のあるものなのか。
「原点回帰でいきます!こっちのほうが人気っぽいので!」
「再結成します!儲かるんで!」
最高にロックである。金が動くとは賑わうということだ。是非そうしてくれ。ただ、俺は商業の話をしたいのではない。これらは客観的な変化だ。
主観的な、自分だけが分かる変化とはそうそう無い。ふと、10年前と同じことしてるな、と感じたのならそれは喜んだほうが幸せかもしれない。変わることのない根幹こそがアイデンティティであり自分そのものなのだ。
「やっぱり童貞卒業系の家庭教師モノは最高だな・・・」
そういう話なのだ。お姉さんに誘惑されたいのである。精通した頃からの変わらぬ想い。これこそ俺なのだ。
積極的か消極的か、SかMか、肉食系か草食系か、そういった分類においてどちらがモテるかと言えば、概ね前者だろう。
俺はセックスがしたい。モテたい。だが、じゃあ女の子に対して積極的になるかと言えばそれは違う。
確かにモテるかもしれない。セックスが出来るかもしれない。しかしそれでは満たされないはずだ。誘惑されたい!騎乗位で責められたい!そういった過程を辿ることでしか100%の射精は出来ないのではなかろうか。M男ルートこそが俺にとってのトゥルーエンディングになるのだ。
2015年4月28日
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