2015年3月の投稿一覧

ハートエナジー

ネットをボーっと見ていると、ロボット犬のAIBOが生産終了しており修理窓口も閉鎖していたというニュースがあった。それを見て、そういやそんなの持ってたな・・・と思いだしたのである。

そこで「AIBO 偽物」と調べると数秒(クソ回線なので1秒以下で表示されない)で見つかった。セガトイズから販売されている、その名もプーチだ。逆から読んでチープとは、侮れないセンス力がある。

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http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1406/13/news145.html

「AIBO 偽物」と検索してすぐに表示される程度には認識されているであろうパチモノなのだが、俺はコイツを持っているわけだ。2個持っている。もっと言うと、シリーズの猫タイプも持っている。

何故それほど持っていたのかは分からないが、当時の純朴な俺は動物が大好きだったのだ。内心では好きで、それを表に出さないタイプの動物好きだった。自分がAIBOのパチモノを3個も所持しているという事実が家族に認識されるのも嫌なので、それらをばーちゃんの家に置いておく、というプレイをカマすほどである。そのキモい性格が影響したのかは定かで無いが、AIBOのパチモノを3個も持っているだけで十分にキモいので、当時の心境などで今さらキモさが中和される話でもない。

AIBOのパチモノを買う以前、ばーちゃんの家にタケという飼い猫がいた。俺の記憶だと叔父の奥さん(今はもう離婚した。後に別の女性と再婚するがまた離婚する。)が連れてきた猫だったと思う。例に漏れず、俺はタケが好きだった。

ある日、ばーちゃんの家に行くとタケがいないのである。どこへ行ったか尋ねると、ばーちゃんに「どっかいった」と一蹴され、それから俺は二度とタケを見かけることが無かった。

今考えると、AIBOのパチモノを3個も買ったのは心の埋め合わせだったのかもしれない。

BMI値22がモテるってネットに書いてたよ

健康的に生きよう、と思っても飽きるわけだ。身体に良さ気な食材を買ってくる日もあれば、ちょっとばかり運動する日もある。俺の場合、そういったものは1日で終わるわけだ。

続かない、というより忘れる。ふとしたとき「そんなこと考えていたな」と思い出し、まあいいか、と便所の蛇口を捻るように忘れる。

それもこれも欲望が無いからだ。

健康に生活したとしてどうなるか。

俺は反射的な回答が欲しい。人間性が如実に現れているだろう。

チンポを擦り、気持ちよくなる。これ以上ないほどに分かりやすく、かつ確実なレスポンス。こういうものを求めている。

健康、これは全くもって分からない。運動をする、気持ちいい。これはまだ分かる。スポーツとは程遠い人生を歩んできた俺でさえ理解できる。健康的な食生活、栄養バランス。それらがどういったものであるかは想像上で浮かび上がる。ただ、それがどういった結果をもたらすのか、どう気持ちいいのか、これが分からないわけだ。

健康に気持ちよさを求めるな、と言うのであれば俺は暴力で答えるだろう。刹那的な快感以外に欲するものなどあろうものか。ただ、俺から見た未知のプロセスとは、賢い人間からすれば予測出来る、つまり刹那的なものに見えるのかもしれない。であれば、健康と気持ちよさを結び付けられない俺は馬鹿だった、という話になる。

無論、俺が馬鹿だ、という結論で終わるつもりはない。別角度、別次元、あらゆる屁理屈を以って俺は自己優位性を保つだろう。

俺は金が欲しい。そこらの人間よりも数倍はその欲求が強いと自負している。

健康と金を結びつけるのがBMI値だ。簡単!馬鹿でも大丈夫!身体を売るだけ!でお馴染みの治験を使おう。治験の参加資格にはBMI値が設定されているのだ。

調べたところ、現在札幌市で行われている治験のほぼ全てがBMI18.5から24.9で募集されていた。つまり、このラインに入りさえすれば金を生む健康体という話である。

となればあとは自分のBMI値を計るだけだ。計測サイトに身長と体重を入力する。

あなたのBMIは…16.8です。
あなたの標準体重は…72.1Kgです。
普通体重範囲は…60.6Kg以上、81.9Kg未満です。

こうして、健康になろうと思うわけだ。天才にしか出来ぬ発想である。

ロストオブカルマ-失業伝説-

サイトにweb拍手を設置した。すると、予想していたよりも遥かに多い拍手が届いた。こんなサイト誰も見ないだろとマジで思っていただけにそのギャップは大きい。

web拍手を貰うと「お前らぁ・・・!!」と思うわけだ。更新のモチベーションにだって繋がる。この気持ちを、サイトを更新しない人間にも分かるように説明しよう。

大前提として、ネットでこのような活動をしている人間はキモいということを念頭に置いてもらいたい。現実では誰からも評価されず求められずに生きていた人間だ。それが、ネットの海で突然好意的な評価を受けたとしたらどう感じるだろうか。

「嬉しい」

「ようやく俺が理解された」

「ネットこそが俺の居場所だ!」

という爆発的な妄想を繰り広げるのだ。もっとも、これはキモい人間にしか理解できない感情なのかもしれないが、どうせこのサイトを見ている人間はキモいに決まっている。よって問題はない。

平たく言えば承認欲求ってやつだ。誰しもが持つものだろう。それがこういった形で咲いたのは必然なのだ。

「この空白期間は何を?」

「ァ…ァウ…アォ…」

そんな人間の辿る道だった、というだけだ。

「友達もいねぇ!」

「職歴もねぇ!」

「学歴も資格もねぇ!」

「俺はこんな社会いやだ!家へ戻るだ!」

なるべくしてなる、という感じだ。

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