あなたは残して

おまんこってどうなの? ということだ。

一度ネットを開けば無数の局部画像がヒットする混沌の世。少年期、おまんこが見たいと願い、そして叶った。

「こんなもの望んじゃいない!」

彼は、もといチンポは叫ぶ。皆が、おまんこへの興味関心は人一倍に持っていたつもりだった。誰しもが、誰よりもおまんこが見たかった。だが、局部だけでは勃たなくなった。いつからだろう、おまんこ熱を失ったのは。

「顔も見えてないと興奮しない!」

そう言うのだ。

「お前はwikipediaのおまんこでヌケるのか!?」

そう言うのだ。

え?それはヌケるだろ?おいおいインポかよ、冗談はよしてくれ。という話である。その興奮しなくなったという感情が俺は理解出来なかった。俺にとっては、ふりかけを振ったご飯だけで満たされるかという問いに近しいのだ。

ネットはおかずで溢れている。その世界で雑草にも等しい局部画像に目をやるのは馬鹿げているかもしれない。だが、それでヌくこともある。慈しみではなく気まぐれのオナニーなのだ。

さて、俗にいうおまんこ画像を見ていると陰毛の処理されたものがしばしば出てくる。パイパンって、どうよ!?

パイパン故の生々しさに狼狽える人間もいれば、そこに興奮する人間もいる。結論を言えば、俺はアリだと思う側の人間だ。メチャクチャ興奮する。大好きだ。だが、俺は剛毛もアリだと思う。それはそれで昂ぶるものがある。つまりは、おまんこが好きだ。俺は、おまんこ全体を愛しているのだ。

俺は先日カラオケに行き、そこで流れている映像に衝撃を受けた。SKE48のメンバーが司会進行をし様々なアーティストと談話するもので、そのSKE48メンバーの中で柴田阿弥という女性が一際目を引く存在だったのだ。すかさず名前を調べるぐらいである。

彼女を見ると分かるのだが、とてもマン毛が濃いであろう容姿をしているのだ。これは剛毛顔だな、と一目見て感じた。ビビッと、電流を感じた。陰毛のように畝る電流だった。今日はそのことが書きたくて更新画面を開いたのだ。剛毛でも何ら違和感が無いな…とひどく感動したのだ。それをどうしても伝えたかった。

ネットで画像検索をすると俺の感じた剛毛感は薄れるのだが、カラオケで見た剛毛顔は確かだ。これからは、好きなアイドルを聞かれたら柴田阿弥と答えるだろう。長年更地だったアイドル知識が開発された2月だった。

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