先住民の声
紅だぁああああああッッ!!! ブリブリブリブリブリッッッッ
痔だ。まるで紅生姜のように。
俺は物心ついたころから痔だった。といえば大げさだが、それほどまでに痔であることが当たり前だと感じるようになった。1ヶ月である。たった1ヶ月治らないだけで痔であることが当たり前になったのだ。日常とは一体いつどこで形成されるのだろうか…己のアナルの順応性に驚くばかりである。とても社交的なアナルだ。
件の痔は出血こそ凄まじいものの痛みは無い。痔との和解が成立しているのだ。住んでもいいけど荒らすなよ、という共生の考え。痔サイドもそれを十分に理解していた。
非常に迷惑な話である。アナルと痔の微笑ましいエピソードを俺は望んでいない。今にも「痔はアナルを即刻返還セヨ!!」と言い出しそうだ。2016年アナル返還条約。語呂合わせは、ない。
0件のコメント
2016年12月2日
2016年12月2日